M. K. 2012年度入社(新卒)

事業本部所属(2020年当時出向中)
グループ長 / 公認会計士

新しい成長のために、社外へと一歩を踏み出す。

クライアントの近くで経営に貢献したい

企業の経営に携わる仕事がしたいと思ったことが、会計業界を志す第一歩となりました。高校では理系だったため、大学では経営工学を専攻。会計学を大学で教えている父の影響で公認会計士の資格も取得しました。ただ、会計監査の仕事に興味があったわけではなく、あくまで顧客に近い立場で経営に貢献したいと思っており、そうしたイメージに近い仕事ができると感じたのがRAH(令和アカウンティング・ホールディングス)でした。仕事の多くは課題に対するロジックの検討ですので、理系出身者ならではの論理的な思考力は、業務に十分生かせていると感じます。

出向先で、クライアントの立場で
ニーズに応える

現在私は、クライアントに出向し、クライアントの一員として業務に携わっています。具体的には社内の会計税務アドバイザーのようなポジションで、月々の決算、四半期ごとのサブ連結決算のチェックや経理方針の検討、事業計画作成の支援、出資や組織再編のアドバイザリー業務など、会計に関する幅広いニーズに対応しています。また、RAHに委託する業務の調整など、クライアントとRAHの橋渡し役も務めています。
クライアントの一員として、クライアントの側に立って仕事をすることは、今の私にとってとても新鮮な体験です。「会計についてわからないことがあったら、彼に聞けばいい」と、頼りにされ、感謝され、役に立っていると実感できることが一番の醍醐味です。特に出向先は事業規模が大きいので一つひとつの取引規模も相応に大きく、会計税務的にも複雑なケースが多くあります。クライアント側、つまり当事者としてそうしたビジネスに携わることで、会計スキルの習得のみならず、多くのことを学べていると実感します。もちろんプレッシャーもあります。このクライアントへの出向者は私が第一号であるため、私への評価がそのままRAHへの評価につながります。クライアントが高い報酬を支払ってまで依頼をしてくださるのは、「プロ」に、確実に高品質な仕事を任せたいからです。単に作業をこなすだけでなく、求められる以上のプラスαの提案をすることで、次の仕事も任されることにつながります。クライアントにより近い立場だからこそ、RAHの人材としての「プロ」意識はなくてはならない信念だと思います。

チームリーダーとして
得られた大きな成長

クライアントへの出向は、自ら望んだことです。私は新卒採用でRAHに入社したため一般事業会社での就業経験がありません。ビジネスの現場で何が行われ、事業会社の人々はどのような考えで取り組んでいるのかということが、なかなか実感として理解できないことに、次第にもどかしさを感じるようになりました。ですから出向の話があったときは、自分の成長に大きなチャンスだと感じ、迷うことなく快諾しました。
実は当時、私はチームリーダーを務めていました。以前は、自分がいい仕事をしていれば問題ないという個人主義的な考えが心のどこかにあったのも事実で、チームリーダーとなったことでそうした考えを全面的に改めることができました。どんなに優秀な人材であっても、上場企業のような大企業の案件は1人ではこなせません。仲間が協力し、力を合わせて連携することで、大企業からのニーズにも応えられるのです。それがチームで仕事をする意味であり、チームリーダーはそのために組織をまとめ、メンバーの成長を後押ししなくてはなりません。私はチームリーダーとしてそうしたことを学び、一つのステップを登ることができたと感じています。
クライアントへの出向は私個人の次のステップアップにつながると同時に、クライアント目線での考え方などを学んで成長することで、いずれRAHに復職した際により大きな貢献ができると考えています。特に出向を通じて感じたのは、クライアント側には多くの潜在的なニーズがあるということでした。それを具現化し、RAHで新たな事業領域を創造することが将来の目標です。RAHが他に類のないコンサルティングサービスを提供できる存在となるために、貢献したいと思います。

就職活動中の皆さんへ

RAHはクライアントにとても近いところで広範なサービスを提供できる、独自の魅力を持っています。それは、常にさまざまなことにチャレンジし、新しい価値を生み出すことで、成長してきたからです。当然、私たち1人ひとりにも、経験したことのない新しいチャレンジをすることが求められています。そんな環境で一緒に成長していける方を、お待ちしています。